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肌トラブルとアレルギーについて

ヘアカラー、白髪染めなどを提供している福岡市城南区片江にあるヘアカラー専門の美容室美容院「頭皮健康&カラーサロンmegumi」では、肌・頭皮のかゆみ、頭皮の赤みなどのお悩み心配事をご相談を多数いただいております。そこで、今回は「肌トラブルとアレルギー」をテーマにお伝え出来たらと思います。最後までぜひご覧ください。

シミ・シワは「非アレルギー性反応」で起こる肌トラブル

肌に起こるトラブルといえば「炎症」「シミ」「シワ」「アレルギー反応」などがありますが、それらの発生には、さまざまな細胞や細胞間情報伝達物質が関与しています。これらのすべてについてはまだ明らかになったわけではありませんが、徐々に関与する細胞や酵素が明らかになっています。ここではそんな皮膚に起こるトラブルの発生メカニズムをご紹介します!

まず、肌トラブルの原因を考えてみると、だれもがその事を知るところとなった楽外線やさまざまなアレルゲンが代表的なものとしてあり、そのほかには喫煙やストレスなどの悪い生活習慣、微生物や化粧品の刺激などがあります。これらの原因物質や要因が、私たちの皮膚の最外層にある角質層のブロックを通過した際に、多くの肌への悪影響が引き起こされるのです。

この悪影響は大別すると「非アレルギー性反応」と「アレルギー性反応」に分けることができます。

はじめに、「非アレルギー性反応」から見ていきましょう。非アレルギー性反応とは、紫外線、悪い生活習慣、化粧品の刺激などによって起こる「活性酸素の発生を介した悪影響」のことです。

硫酸系の洗浄剤によって破壊された角質層を、紫外線や微生物、化粧品の刺激などが通過し、加えて喫煙やストレスなどの悪い生活習慣が重なることによって、肌表面で活性酸素が発生するのです。

活性酸素とは「ほかの物質を酸化させる力が強い酸素」のことです。人間は呼吸で多くの酸素を体内に取り込みますが、そのうち2~3%が活性酸素、いわゆる悪玉酸素になるといわれています。

活性酸素は殺菌力が強いため、体内で細菌やウイルスを撃退する役目を果たしますが、必要以上に増えると正常な細胞や遺伝子を攻撃(酸化)します。この結果、免疫力が落ちたり、肌あれやシミなどを引き起こしたりし、さらには動脈硬化や心筋梗塞など、重篤な病気にもつながっていきます。

 

よく「細胞がサビつく」「体がサビつく」などと表現しますが、これは活性酸素によって体の細胞が酸化するということを表しているのです。

さて、非アレルギー性反応は、肌表面に発生した活性酸素によって傷つけられた細胞がインターロイキン-1a(IL-1a)という細胞間情報伝達物質を放出し、周囲の細胞に危険を知らせることで始まります。その伝達を受けると、マクロファージ(白血球の一種)やマスト細胞(肥満細胞)から、プロスタグランジンと呼ばれる生理活性物質が放出され「炎症」が引き起こされます。

また、ケラチノサイト(表皮を構成している細胞の大部分である角化細胞)では、エンドセリン(ET-1)やSCF(幹細胞増殖因子)の産生によりメラノサイトカ活性され、「メラニン産生」を引き起こし、GM-CSF(顆粒球マクロファージコロニー刺激因子)の影響で、真皮では肌のハリや弾力を保っている「エラスチン線維」の切断が進みます。

このような発生機構の結果、皮膚ではサンバーン(紅班反応)やサンタン(色素沈着)、シミ・シワの発生、かゆみや敏感肌の出現が起こります。この反応は紫外線による影響が最も強いため、最近では光老化と呼ばれ注目されていますが、長い期間をかけていろいろな悪影響を起こすため、常に予防の考えが必要な反応といえます。

アトピー・じんましんは「アレルギー性反応」で起こる肌トラブル

一方の「アレルギー性反応」は、前述した過剰な免疫防御によって引き起こされる反応です。個人差が大きく、症例もさまざまで、近年では増加傾向にあります。

そもそもアレルギーとは、ギリシャ語で「普通とは異なる、変化した反応能力」という意味です。

細菌やウイルス、アレルゲンなどの異物(抗原)が体内に侵入すると、体はそれに対抗する物質(抗体)をつくり、これらを排除しようとします。アレルゲンとは、アレルギーを引き起こす原因となる物質や環境要因の総称で、呼吸器から体内に侵入するもの(花粉、ダニ、ハウスダスト、動物の毛など)、食物性のもの(卵、牛乳、魚類、大豆など)、角質層から表皮に侵入し、タンパク変性を起こすもの(界面活性剤など)があります。

ところが、この抗原が2回以上侵入すると、体に備わった生体防御システムが過剰に反応してしまいます。

これがアレルギー性反応です。この生体防御システムのことを「免疫」といいます。

血液中にある白血球のように、先天的にもっている抵抗力のことを自然免疫、おたふく風邪やはしか、インフルエンザなど、後天的に得られる抵抗力のことを獲得免疫といいます。

では、どのようにアレルギー性反応が起こるかというと、アレルゲン、微生物、化粧品の刺激、悪い生活習慣などに肌がさらされることで、表皮の有棘層にあるランゲルハンス細胞や真皮樹状細胞から抗原を提示されることによって始まります。この抗原を受けとると体内では、その抗原を判断し抗体と呼ばれる即効性のある物質で体を防御するかどうかを判断します。

アレルギー性反応には、種類や症状が多くあります。アレルゲンの種類によって、発症する症状も変わってきます。また、IgE抗体(体内でつくられる抗体のひとつ)の種類によってI~V型までの4種類に分けられ、それぞれ発症する症状も違ってきます。

一般的なアレルギーとされる「I型アレルギー」と「W型アレルギー」について

ここでは、一般的なアレルギーとされる「I型アレルギー」と「W型アレルギー」について説明しましょう。

まず、I型アレルギーの仕組みについて説明します。

アレルゲンが侵入し、抗体による撃退が決定されるとインターロイキン-4(IL4)やインターロイキン-6(IL-6)、またプロスタグランジンなどの生理活性物質が発生し、2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)が活性されます。

このTh2細胞はB細胞を活性化し、IgE抗体(免疫グロブリン)を発生させることで抗原から防御しますが、この際にマスト細胞からプロスタグランジンやヒスタミン、ロイコトリエンなどの生理活性物質を産生し炎症を引き起こします。

これらの過剰な反応が即効性の「I型アレルギー」と呼ばれるもので、症例としては|アトピー性皮膚炎や花粉症、じんましん、食物アレルギーなどが当てはまります。

このI型アレルギーは、アレルゲンの侵入に、飲酒や運動が加わることで発症しやすくなります。

つまり、悪い生活習慣によってアレルギーを引き起こしやすくなるのですが、そもそもアレルゲンを侵入しやすくしているものは硫酸系の洗浄剤です。

よく化粧品の広告などに「肌の免疫力を上げる」といった表現が見受けられますが、それには疑問があります。

肌の免疫力を上げるということは、角質層におけるバリア機能を高めるということです。それはつまり、硫酸系洗浄剤の使用をやめ、バリア機能を破壊しないという以外に方法はありません。

保湿だけでは絶対に免疫力は上がりません。そのためには、洗浄剤、つまり洗い流すものを変えるしか方法はないのです。

一方、W型アレルギーは、抗体を利用せずに抗原から防御する際に起こるアレルギー反応で、抗原提示によりインターフェロン-ガンマ(IFN-1)やインターロイキ、-1(IL-2)が発生し、1型ヘルパーT細胞(Th1細胞)が活性される反応がこれにあたります。

この反応では、最終的にマクロファージやキラーT細胞が活性され抗原を攻撃することで体を防御します。

 

このアレルギー反応が遅延型反応の「W型アレルギー」と呼ばれるものですが、この反応も過剰になると、アレルギー性皮膚炎や移植臓器に対する拒絶反応などに進み、炎症を起こします。ツベルクリン反応などもこれに当たります。

 

このようにアレルギー性の悪影響については、まずアレルギーの原因となる物質を明らかにすることが先決で、それが判明すれば、それを防御するために保湿・保護性能の強い化粧品を利用するなどが解決手段のひとつです。

 

「非アレルギー性反応」「アレルギー性反応」は、どちらも化粧品による刺激というのが原因のひとつに挙げられています。つまり、逆からいえば、シミを発生させないためには、インターロイキン-1aなどのサイトカインを発生させないこと。同様にインターロイキンが発生しなければ、I型アレルギー(即時型反応)といわれるアトピー性皮膚炎や花粉症になることはありません。インターロイキンやインターフェロン-ガンマが発生しなければ、金属アレルギーや色素アレルギーなどのW型アレルギー(遅延型反応)が起こることもないと考えられます。発生機構の全貌が解明されたわけではありませんが、今すぐにできることは、紫外線やアレルゲンを侵入させない、健康なバリア機能を維持することです。

皮膚は私たちの体の中の最大の臓器です。化粧品は一日中肌につけるものですから、少しでも刺激のある化粧品を使用すれば、肌に大きな影響を与えてしまうのです。そのため、化粧品の中身を判断し安全な製品を選別するのは非常に重要であるといえます。私は、肌への安全性をいちばんに考え、肌トラブルを予防する製品設計を実施しています。

 

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<引用元>

現在、インターネットなどにはアレルギー疾患に関する膨大な情報があふれており、この中から適切な情報を選択することが困難となっています。
厚生労働省や厚生労働省の補助事業など、製造団体などのサイトを通じて、頭皮健康&カラーサロンmegumiのサイトをご覧の皆さまにアレルギー疾患に関する適切な情報が届くことを願っております。

関節リウマチや、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、食物アレルギー等のアレルギー系疾患に関する厚生労働省の対策や関連情報等

 厚生労働省の補助事業「一般社団法人日本アレルギー学会が運営するサイト」アレルギー疾患に関する適切な情報を知れます!

一般社団法人日本アレルギー学会

 国立成育医療研究センター アレルギーセンター

消費者庁ウェブサイト「毛染めによる皮膚障害」

消費者庁ウェブサイト「毛染めによるアレルギーに御注意!」の喚起ページ

藤田医科大学 ばんたね病院 総合アレルギー科「アレルギーでお困りの皆様へ」

藤田医科大学 アレルギー疾患対策医療学講座

日本ヘアカラー工業会

日本化粧品工業連合会

一般社団法人日本化粧品検定協会 Japan Cosmetic Licensing Association (JCLA)

シャンプーで肌は変わる

アレルギー総論

公益社団法人 日本薬学会

アレルギー性皮膚炎と皮膚疾患(東京都健康長寿医療センター)

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髪質に合ったカラー剤を調合し、腕の皮膚に塗布してパッチテストを行います。肌荒れや赤みなどのアレルギー反応が出ないかしっかりとチェックするので、頭皮トラブルが心配だった方も安心です。また、アレルギーにはすぐに反応が出る即時型と、後から出る遅延型があるため、この時点で反応が出なくてもカラーは行わず、48時間後にセルフチェックを行っていただきます。

04頭皮クレンジング

自動洗髪機「アクアフォルテ」による極上のヘッドスパ。温スチームで頭皮の汚れなどを浮き出したり、パサつきが気になる髪をしっとりと保護したりと、個人のお悩みに合わせたコースで洗浄&ケアします。「かき洗い」「もみ洗い」など9種類の水流プログラムで頭皮クレンジング(シャンプー)を施すので、人の手とは全く違う心地よさを体感できます。

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1回目のご来店日から2~16日以内の日で次回のご予約を行います。頭皮の赤みを軽減して頭皮環境を整えるスキャルプシャンプー&コンディショナーのキットをプレゼントするので、次回のカラーリングに万全な状態でお越しいただくことができます。

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