お肌のしくみと【アレルギー・肌トラブルの関係】
ヘアカラー、白髪染めなどを提供している福岡市城南区片江にあるヘアカラー専門の美容室美容院「頭皮健康&カラーサロンmegumi」では、肌・頭皮のかゆみ、頭皮の赤みなどのお悩み心配事をご相談を多数いただいております。そこで、今回は「身体のニオイ」と「ニオイの対策」をテーマにお伝え出来たらと思います。最後までぜひご覧ください。
皮膚には4つの役割がある
ここでは、皮膚の役割と構造について説明します。
皮膚の役割と構造をきちんと知れば、本当に必要なお手入れとは何か、肌から遠ざけなければならないものは何かがおのずとわかってきます。それによって使ってもいい化粧品、使ってはいけない化粧品がわかってくるはずです。
皮膚(肌)の役割は4つあります。
① 外界からの刺激を防ぐ働き
皮膚は内臓を守るために、外からの水、微生物、化学物質などの刺激や細菌の侵入を防ぎ、また紫外線からも守る役割を果たしています。この体内に異物が入るのを
ブロックする働きこそがバリア機能です。
② 体温を一定に保つ働き
もともと皮膚は熱を通しにくい性質があり、暑さ寒さから身を守る働きをしています。暑くて体温が上昇したときには汗を出したり、毛細血管を開いて熱を放出したりして、体温を下げ、体を正常な状態に保つ役割を果たしています。
③ 感覚作用としての働き
皮膚には、いろいろな神経の末端が分布しています。硬いものや柔らかいもの、尖ったもの、熱いもの、冷たいものなど、身体に影響や危険をおよぼすものの感覚器としての役割を果たしています。
④ 分泌作用としての働き
皮膚から分泌されるのは、皮脂と汗です。汗の役割は体温調節がほとんどで、肌が乾燥したときに水分が蒸発しないよう、皮膚は皮脂を出す役割を果たしています。分泌された皮脂は皮膚表面で皮脂膜となり、皮膚のうるおいとなめらかさを保つ働きをします。
このように皮膚は、人間の体を常に安定した状態に保つための防御機能を果たしているのです。
皮膚の構造を知ろう
それでは、4つの役割を果たす皮膚は、どのような構造をしているのでしょうか。
皮膚は「表皮(ひょうひ」「真皮(しんぴ)」「皮下組織(ひかそしき)」の3層からできています。
空気に触れる、いちばん外側の層が「表皮」です。表皮は外的な刺激から体を守る役割を果たしています。
この表皮をさらに細かく見ると、外側から「角質層(かくしつそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の4層に分かれています。
この4層からなる表皮の下には「真皮」があります。
この層には血管、リンパ管、神経、皮脂腺、汗腺などがあり、汗や皮脂の分泌、栄養補給を行っています。また、真皮は線維状のコラーゲンとエラスチンからなっており、お肌の「ハリ」や「弾力」は、この層によってもたらされています。
皮膚の最下層は「皮下組織」です。主に脂肪でできており、外部の温度変化や衝撃から体を守っています。
肌の美しさを決めるといわれる表皮について、もう少し詳しく見てみましょう。
肌のうるおいやキメを左右しているのが表皮です。いちばん下層の「基底層」は、角化細胞(ケラチノサイト)をつくり出す、いわば細胞生産工場です。この基底細胞の間にはメラニン色素を生成する細胞、色素細胞(メラノサイト)があります。
その上が「有棘層」で、表皮の中で最も厚い層です。
細胞と細胞の間をリンパ液が流れ栄養補給をしています。アレルギーを感知するランゲルハンス細胞も有棘層にあります。有棘層はお互いが繋がっているおかげで、表皮がくずれずに支えられているのです。
有棘層の上が「顆粒層」で、紡錘型をした1~3層の顆粒細胞からできています。紫外線を反射させたり吸収したりもします。また、体に危険な酸・アルカリを中和して皮膚の防御もしています。形も徐々に細胞がつぶれてきて、角質層に到達する直前の表皮細胞が顆粒層の細胞です。
いちばん外側の細胞が「角質層」で、この角質層こそ肌のバリア機能の主役ともいえる層なのです。
角質層は厚さ0.8ミリほどあります。これは薄手の絆創膏1枚ほどの厚みです。硬いタンパク質でできた角質細胞が、0~5層に重なって構成されています。化粧品が、その機能で働きかけることができるのは、この角質層までといわれています。
化粧品のコマーシャルでよく聞く皮膚深く3層まで浸透する、は、角質層の上中下のことで、決して顆粒層、有棘層、基底層に浸透するということではありません。角質層は肌のうるおいを保つ重要な役割を果たしていて、しっかりした角質細胞をつくることや壊さないことで、肌のうるおいを保っています。
表皮の細胞は、通常5日周期で新しく生まれ変わります。基底層でつくられた新しい細胞が角質層へと押し上げられ、やがて角質細胞となり、最後には垢やフケとなってはがれ落ちていきます。このメカニズムを表皮の新陳代謝「ターンオーバー」といいます。
ターンオーバーが正常に行われることで、肌は常に新しい細胞に生まれ変わり、美しさを保つことができるのです。
ところが、角質層は刺激を加えられることによって細胞が壊れ、肌あれはもちろんのこと、シミができたり、アレルギーになったりします。
バリア機能の主役である角質層とセラミド
表皮のいちばん外側にある角質層について、もう少し説明しましょう。
外界に直接触れるため、最も外的刺激を受けやすい層となるわけですが、この角質層こそ「肌のバリア機能」の主役ともいえる層なのです。
このわずか0.8ミリの角質層が中からの水分を逃がさず(保湿)、外からの刺激を侵入させない(防御)という2つの働きをしています。
角質層が常に1~3%の水分を保てていると肌はしっとりうるおっています。
皮脂や汗などからなる「皮脂膜」が角質層表面を覆って水分の蒸発を防ぐことに加え、角質細胞の中にある保湿成分である「天然保湿因子(NMF)」が水分を抱え込み、
さらに「細胞間脂質」が角質細胞を取り囲み、水分を逃がさないようにしているからです。
細胞間脂質は肌をみずみずしく保つ働きをしますが、なかでも特に大切な成分がセラミドです。
セラミドは「細胞間脂質」を構成する成分のひとつで、その半分以上を占める成分。
角質細胞の隙間に並び、体内の水分の蒸発や外からの刺激物の侵入を防いでいます。
セラミド(細胞間脂質)は、水になじみやすい部分と油になじみやすい部分をもっています。
分子レベルではその水になじみやすい部分が向き合って層をつくり、
その周囲を油になじみやすい部分が取り囲んでいるため、水分を保って逃さないわけです。
そのような構造が、角質層のバリア機能に重要な役割を果たしています。
コップに水を入れ、1週間ほど放置すると水は蒸発してその量が減少します。
しかし、水の上に油をたらしておくと、油がふたとなって水分の蒸発を防ぎます。
セラミドは、角質層にとってちょうどこの油の役割を果たしていると考えられています。
ところが、これを皮膚に置き換えてみると、角質層からセラミドを奪い、乾燥を引き起こす成分があるのです。それが刺激の強い界面活性剤です。なかでも、硫酸系洗浄剤、グルタミン酸・アラニンに代表されるアミノ酸系洗浄剤で肌を洗うことで、バリア機能が破壊されます。
それはちょうど、油でふたをしたコップの水の、その油のふたを取り除くことと同じこと。そして、セラミドが奪われ水分が減少し、大切な角質層が壊れてしまいます。
するとシミの産生を誘導するインターロイキン1類とアレルギーを引き起こすインターキン4類などの細胞間情報伝達物質(サイトカイン)を産生します。
角質層からセラミドが奪われ、皮膚のバリア機能が壊れてしまうと、肌の水分は蒸発してしまいます。
そして、微生物やアレルゲンが体に入ってきます。つまり、肌にとっていちばん大切なのは、肌にやさしい洗浄剤を使い、角質層を壊さないでバリア機能を守ることなのです。
逆にいえばセラミドこそ、角質層のバリア機能を支える最重要な成分ということで表皮細胞の脂質の組成は、左図のように、細胞が体の表面へ移動し、分化するときにかなり変化します。角質層のうるおいを保持する重要な細胞間脂質はセラミドだといいましたが、これはスフィンゴ脂質という脂質で、基底層ではリン脂質(レシチン)を主成分とする脂質組成となっています。基底層から顆粒層、角質層と、細胞が体の表面へと移行するにつれ、スフィンゴ脂質(セラミド)を最も多く含む組成へと変化するのです。
このように角質層中の脂質分布が違うことから、角質層にはセラミドを、基はレシチンを補給することを考えて処方されているローション、乳液、クリームが肌に有効といえるでしょう。
<頭皮健康&カラーサロンmegumi発信の関連リンク先>
アレルギーってなに?えっ?「ノンジアミン」ヘアカラーは、ジアミン系染料が混ざってる?!
なぜ痒み(かゆみ)が出るのか?ヘアカラー中や後に感じるかゆみとは違う?!
頭皮のニオイと痒み(かゆみ)そして髪が抜ける”抜け毛”の事実
なぜ痒み(かゆみ)が出るのか?ヘアカラー中や後に感じるかゆみとは違う?!
<引用元>
現在、インターネットなどにはアレルギー疾患に関する膨大な情報があふれており、この中から適切な情報を選択することが困難となっています。
厚生労働省や厚生労働省の補助事業など、製造団体などのサイトを通じて、頭皮健康&カラーサロンmegumiのサイトをご覧の皆さまにアレルギー疾患に関する適切な情報が届くことを願っております。
・関節リウマチや、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、食物アレルギー等のアレルギー系疾患に関する厚生労働省の対策や関連情報等
・ 厚生労働省の補助事業「一般社団法人日本アレルギー学会が運営するサイト」アレルギー疾患に関する適切な情報を知れます!
・消費者庁ウェブサイト「毛染めによるアレルギーに御注意!」の喚起ページ
・藤田医科大学 ばんたね病院 総合アレルギー科「アレルギーでお困りの皆様へ」
・一般社団法人日本化粧品検定協会 Japan Cosmetic Licensing Association (JCLA)